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英語学習と英会話学習#19

日本人における、英語学習と英会話学習は似て非なるものであるとよく言われます。

 

日本生まれで日本育ち、だけどネイティブに近いレベルで英語を話せるような人が、学校時代の英語の成績で赤点を取ったなんていう話はよく聞きます。

 

いったい、何が違うのか。

 

日本の学校の英語教育は、間違えないための学習です。文法はどうか、単語のスペリングは合っているのか、ピリオドやコンマは正しくついているかなどチェック項目がたくさんあり、間違えると当然ながら点数がもらえません。文法も微妙な違いまで学習するので、高校英語までが完璧にできれば英語圏で生活するには知識的に全く困りません。

 

しかしながら、英検で準1級を取れるような、大手予備校の模試で偏差値70以上をマークするような人でも、準備なしではほぼ英語を使いこなすことができません。日本の英語学習は読み書きが中心であること、そして学習法が主に傾向を分析した上で対策を練る、いわゆる試験で点を取るための学習法が一般的なので、言葉そのものを学ぶことができていないということが大きな原因だと言われています。アルファベットが、正解を導くための記号と同じように見えているというわけです。

さらに英語学習を積み上げた人であればあるほど、文法的に合っているかどうかを気にしてしまう傾向にあるため、話はじめのところで躊躇してしまう方が多いようです。

 

一方、英会話学習はどうかというと、耳に頼った学習法が主だったものになるので、読んだり書いたりはほとんどしません。英会話教室はそれぞれ民間の組織になるので一概にこうであるというのは言えませんが、文字として記憶ができないぶん忘れてしまうことも多いようです。文法などもほとんど学習しないので、決まったフレーズ以外に応用することが難しいということも多いようです。

 

この2つをバランスよく取り入れることが、英語を使いこなすためのカギではないかと、僕は思っています。英語学習において、ある程度の文法、単語を知識として持っておく。そして英会話学習のように、何が間違いなのかもわからないくらいの無頓着さで会話を続けていく。そもそも会話のゴールは、自分の思っていることを相手に伝えることや、相手の考えていることを理解することにあるはずです。多少文法的に間違っていようが、相手に伝わればそれでよいのではないかと僕は思います。

 

以前書いたリスニング学習法と合わせてバランスよく学んでいけば、実用的な英語を使いこなすことができるようになってくるはずです。どちらに偏っても話せるようにはならないし、読んだり書いたりすることもできません。

 

ただ、前述したとおり、日本生まれ日本育ちで英語をネイティブレベルで使いこなせる人が学校英語の成績で赤点を取っていたというのはよく聞く話なので、日本の外国語教育の方針はもう少し改善する必要があるのかもしれません。多くの日本人は、海外旅行に行った時に困らない程度の語学力があれば十分なのですから、そのあたりを踏まえた上で指導要領を作成してもらえれば、もっと英語が話せる日本人は増えてくるのではないかと僕は思います。

2020年06月13日 16:26

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