スポーツのチカラ#32
ラリー・ペイジの続編を待たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、その前にこちらを書いておきたいと思いました。
今回の新型ウイルスの騒動は、世界中を混乱に陥れ、予定されていたスポーツと平和の祭典であり、しかも我が母国日本で開催される東京五輪の延期にまで発展しました。
多くのスポーツは身体接触を避けられない。ましてや僕が身を置いている柔道など濃厚接触を避けられない競技。このままスポーツは衰退してしまうのだろうか?そんな危惧さえ抱かざるを得ない状況に、絶望感を感じなかったらと言えば嘘になります。「柔道」という競技そのものが消滅してしまうのではないか?真剣に、そんなことを考えたりしていました。
しかし、スポーツにしか表現できない魅力は確実にあります。超えられなかった壁を越えたときに成長を感じ、頑張っても簡単に超えられない目標に悔しさを覚え、トップアスリートのスーパープレイに感動する。いわば非日常の世界を最も身近に与えてくれる。これがスポーツの醍醐味ではないか。五輪を見て感動し、生きる気力をもらったという人間もたくさん聞きます。
「しないことの正義」よりも「できる可能性を探る」ということが大切なのではないか。当然今までのようにとはいかないけれど、可能性を鎖してしまうと前進はありえない。
サッカーや野球などは小学生レベルでも試合が再開されたようです。柔道はまだまだ簡単にはいかないでしょうが、僕自身も常に可能性を模索していきたいと思います。