テスト後にやるべきこと#34
この時期、定期テストが終わった中高生も多いのではないでしょうか。もしかしたらまっただ中という方もいるかもしれませんね。
今回はテストが終わった後にやるべきことを書きたいと思います。
結論から先に書くと、解き直しの1択です。それも2回見直します。
まず1回目は、間違えた問題の解き直し。これは説明するまでもないかもしれませんが、時間がなくてわからなかったのか、そもそも解けなかったとか、焦ってしまってミスをしたのかの3段階くらいに自分なりに判定します。そもそもわからなかった問題に関しては可能な限りできるようにしておきます。
この「可能な限り」というのがポイントで、テスト問題の中には明らかにその年代では解くことが非常に難しい問題が存在することがあります。特に数学、理科に多い傾向があります。作成者の中には「満点を取らせない」という目的でそういう問題を意図して出題する人がいるようです。ハッキリ言って、そんな問題解く必要ありません。ほとんどの場合そんな問題はその場限りで、今後の学習に役立つことはほとんどありません。作成者のエゴというかなんというか、よくわからないプライドであることが多いです。
ただし教科書や問題集に掲載されている問題は解けるようにしておく必要があります。答案は自分の弱点がハッキリとわかる絶好の教材です。次回以降の目標点を定め、少なくとも再度同じテスト問題を解いたらその点に到達するようにしておくといいです。
そして2回目の見直しは、問題を解きません。解くのではなくて、問題の構成をチェックします。問題数、単元、回答形式(選択問題か記述問題かなど)をデータ化しておきます。
検定試験においては、出題形式はほとんど変わりません。そして定期テストについてですが、その多くは学校の先生によって作成されます。しかしながら「テスト作成の時間」を別枠で与えられている先生は少なく、そのほとんどは通常の業務にプラスで作成しなければなりません。同じ人間が、しかも時間のない中で作成するためどうしても出題傾向は似通ってきます。ここに気がつくことができれば、かなり効率的に学習することが可能です。
試験が終わり、ほっとする気持ちもよくわかります。しかし、あと少しだけ、延長戦のつもりで解き直しを行う。これが次回につなげるためのひと手間であり、そして実はもっとも効率的な学習法となります。
次回のテストで目標点を達成したい人は、ぜひチャレンジしてみてください。