夏休みの学習法(読書編)#36
今回は期間が短いので、お薦めするかどうか迷ったのですが、やはり夏休み、科目とは関係ない勉強の1つくらいはしてほしいところです。
今年は外出することが難しいので、そうなると自宅等でできることになります。
そこでぜひお薦めしたいのが読書です。「なんだ、読書かよ」と思った中高生もいるかと思います。
僕は漫画も立派な読書だと思っていて、本を読むことが苦手な人は特に漫画を読むべきです。学習にちなんだ漫画もたくさん出ていて、高学歴の人も歴史漫画や源氏物語の漫画版「あさきゆめみし」で全体像をつかんだ人はかなり多いです。
そういう学習系の漫画もいいのですが、全く関係のない漫画、例えばスポーツ漫画や冒険ものなんかも学習系の漫画と同じくらいの価値があると思います。有名なアスリートも漫画に影響を受けているという人は多く、それは即ち漫画には自分の人生を変えるほどの影響力を持ったものもあるということです。「キャプテン翼」がなければ中田英寿さんはいなかったかもしれないし、「YAWARA!」がなければ女子柔道部が普通の公立中学校にも存在することにはならなかったかもしれません。漫画には世界を変える力がある。僕はそう思います。
バスケ漫画の「スラムダンク」、バレー漫画の「ハイキュー!」、アメフト漫画の「アイシールド21」やロードバイクを漫画にした「弱虫ペダル」なんかは画も綺麗だし、ストーリー性もあり何回でも読み返したくなる漫画です。
僕がお薦めする1冊としては、池上彰さんが書いた「14歳からのお金の話」という本です。4コマ漫画プラス解説という読みやすい構成になっていて、文体もやわらかくて中学生でも十分に読める本です。きちんと原因と結果にまで解説を加えているのでとても勉強になる1冊です。お金の勉強って学校や塾では教えてくれないので、これを機に少し学んでおいてもよいのではないでしょうか。僕も中学生の頃に、この手の本に出会いたかったです。
電子書籍でも購入可能ですし、Amazonではほとんどの本を取り扱っています。今だからこそ、自分の知っている世界を少しでも拡げることをしてもらいたいと思います。