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中国の教育#39

先の記事で、アジア第1位の大学は清華大学であると書きました。そして第2位は北京大学がランキングされ、中国では「清北」と呼ばれているそうです。日本で東大・京大と並び称されるのと似ていますね。

 

清華大学は、基本的には全寮制です。そして広大な敷地内からほとんど外に出ることなく学生生活を送ります。敷地内にはスポーツ施設や図書館は当然のこと、病院や警察、食堂やコンビニなどの生活に必要な施設が全て揃っています。それだけではなく工場や美術館なども存在し、外に出る必要がないくらい施設がそろっています。

 

日本でいうところのセンター試験(大学入学共通テスト)は年間900万人を超える人が受験し、清華大学に入学できるのは3,000人程度ということです。相当に狭き門であることは間違いありません。留学生を積極的に受け入れているのも特徴の1つです。そして中国の学力の高い大学に進学した人は、基本的には大学院に進学するそうです。日本と比較して、圧倒的に大学入学後の勉強量が違います。日本は高偏差値の大学に入学した段階で能力を証明したことになり、かなり緩やかに学生生活送る人がほとんどです。中国では研究した成果や修士課程、博士課程に進んだことがしっかり評価される風潮があります。清華大学や北京大学を卒業した人は、海外企業で約2年くらい働いてから中国に帰ってくる流れができているとのことです。ここからも海外の良いところを取り入れようとする姿勢がみえますね。

 

中国で現在、注目されているのはEd Techと言われるシステム。Edとはeducation、すなわち教育に力を入れています。ちなみにEd Techとはeducational technologyの省略形からきています。

 

オンライン学習システムを積極的に取り入れ、作業帮と言われる学年別の動画配信授業があったり、猿輔導というWeChatのようなものを使用した双方向性のサービスが浸透しているそうです。広大な領土をもつ中国だからこそ、先んじてこういうものが発達していったと言われています。

 

当然日本にも良いところがあり、エンターテイメントなどは世界に多くのファンを抱えています。そして学力偏重の社会は大きな歪みを生みました。それではいけないと考えた結果「ゆとり教育」という言葉ができ、競争から離脱することを選んだ時代もありました。しかし今になって、ゆとり世代の人を別の世代の人間が見ると「あの人はゆとりだから」なんて言われることが多いですよね。仕事ができない人間の代名詞として「ゆとり」という言葉は使われています。そして現在、学習指導要領は改定を加えてまたかつてのような教育を、「脱ゆとり」を謳っています。

 

これを機に、明治維新の頃に戻って、海外から良いものを取り入れる真摯な姿勢が必要なのではないか。そして取り入れたものを、さらに便利に加工するのは日本人の得意技の1つです。ここを伸ばしていくべきではないか。

 

世界が今まで経験したことないような大変な事態になっている今だからこそ、大きく変革するいい機会なのではないか。僕はそう思います。

 

2020年07月30日 14:13

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