暗記科目勉強法#47
今週くらいから夏休みが終わり、何かしらの試験がすぐに実施されるという学校も多いかと思います。
社会を中心とした暗記系科目ですが、基本的に時間をかけただけ点数が伸びる傾向にあるので、直前まで諦める必要はありません。
今回は、とりあえず試験まで10日以上は残っていることを前提として1つの対策方法を共有したいと思います。
まずは、教科書が最強のツールであることを理解することが大切です。職業柄数多くの定期試験の問題、模擬試験の問題を見るのですが、定期試験は90%、模擬試験においてはほぼ100%教科書から出題されています。定期試験で出題の割合が下がってしまうのは授業で先生独自のプリントを扱うとか、あとは100点を簡単に取らせないためにひねった問題を出すとか、難問題を出題する学校もあるからです。とはいえそんな問題はほとんどの受験者が解けないため、気にする必要はありません。試験範囲なども教科書ベースで決められるため、やはり教科書が大切です。
まずは教科書を試験範囲分読みます。ここでは覚えているとかいないとか、あまり気にする必要はありません。ただ小声でも構わないので声に出して読むとよいです。
そして2回目に、区切りのところまで読み、それを他人に説明できるようにします。ノートは必要性に応じて作ったり作らなかったりして構いません。説明を聞いてくれる人がいれば1番良いのですが、もしいない場合はぬいぐるみやフィギュア相手でも大丈夫です(笑)とにかく他人にこれなら伝わるかな、という説明をしていきます。ようするに授業をするわけですね。
1通り丁寧めな授業が終わったら、今度は区切りも大きくして、できる限りスピードを速くした授業を行います。このあたりから1問1答形式の問題に取り組めるとベストです。問題集がなかったら、誰かに教科書を渡して出題してもらうという方法もあります。お互いに出題しあうというのは、やっている人も多いですよね。スマートフォンをお持ちの方は、「分散学習帳」というアプリを使用することで1問1答を作ることができます。
そして最後に、実戦形式の問題を解きます。これも学校から与えられている問題集を中心に学習します。ここまでで同じ範囲を5〜7回は学習しているため、教科書は読まなくても内容を覚えているレベルの人もいるかもしれません。そこまでいけばかなり高得点が期待できます。
サラッと書きましたが、これは案外簡単ではありません。しかしながら時間をかければ、得意苦手を問わず取り組むことができます。塾に通っていない人でも、特別教材買わなくても大丈夫です。
今回の試験で一発逆転を狙う人、試しに取り組んでみてください。