大宮立志塾  埼玉県さいたま市(大宮・浦和)の柔道クラブ

 生徒それぞれの目標に応じて指導、大会にも積極的に参加しています

IMG-1922 (2)

HOME ≫ ブログページ ≫

大宮立志塾 活動日誌

偉人伝・坂本龍馬①#10

参考文献

司馬遼太郎著「龍馬がゆく」

町田明広著「新説 坂本龍馬」

 

この混沌とした時世だからこそ、人々の心をつかんで離さないようなヒーローをみんな待っているような気がしています。

 

そんなことを考えていたときに、1番に頭に浮かんだのが明治維新の立役者と言われる坂本龍馬です。一介の郷士(武士の身分をお金で買った家系)であった坂本龍馬が、どのようにして英雄となりえたのか、ちょっと調べてみました。

 

すると、小学生の時に読んだ伝記や、歴史漫画などで覚えた坂本龍馬像と少し違っていました。研究が進むにしたがって事実が明らかになっていく。以前教えてもらった内容と全く違う事実が判明する。こういうところも歴史のおもしろいところです。

 

まず知らなかったのが、坂本龍馬は2度目の脱藩以降、その多くの活動を薩摩藩士として行っていたということです。土佐藩を脱藩して、浪士の身分で様々なことを成し遂げたようなイメージを持っている方も多いかと思いますが、浪士というのは現代で言うところの国籍不明、住所不定のようなものです。

そのような人物が藩の要職に就いているような人物と謁見するなどということは、身分制度が厳しい江戸時代では現代よりも難しいことでした。つまり、いっぱしの身分でないとそういった交流もできなかったということですね。薩英戦争で多くの志士を失った薩摩藩と金銭的なことも含め後ろ盾がほしい坂本龍馬たち土佐浪士、利害関係が一致したというのが理由だったようです。

 

坂本龍馬の1番の功績と語り継がれているのが薩長同盟の橋渡しの役目を果たした、もっと言うと薩長同盟を発案したのが龍馬本人だとも言われています。しかしながら近年の研究により、これは全くの創作であることがわかっています。そもそも薩長同盟というものはなく、それに似たような約束が微妙に交わされただけのようです。当時長州は幕府に真っ向から対抗しており、西国の雄藩であった薩摩藩と手を組みたいと考えていました。薩摩藩の藩主も幕府を解体させなければという考えを持っていたのですが、やはり表立って幕府と反目はしたくない。したがって真っ向から幕府と反目する長州と手を組むことにかなり慎重になっていました。事実何度も意見のすり合わせのために薩摩藩と長州はやりとりをするのですが、その際毎回薩摩藩側から派遣されていたのが坂本龍馬というわけです。最終的に長州側の桂小五郎が押し切る形で薩長は手を結ぶのですが、その際の証人として、特に長州側が坂本龍馬を大切に扱ったというのが真相なようです。

 

日本最古の株式会社といわれる亀山社中というものも存在しなかったり、日本の将来とるべき道を船の上で語ったといわれる船中八策もフィクションということでほぼ固まりつつあるようです。

 

ここまで書くと、ずいぶん坂本龍馬は持ち上げられて後世に語り継がれています。しかし、星の数ほどいた維新の志士の中で、なぜ龍馬がクローズアップされたのでしょうか。

これにもきちんと理由がある。僕はそう考えています。

 

本来なら1回でまとめたかったのですが、どうにもまとまらないので今回が「坂本龍馬、過大評価編」、そして次回を「坂本龍馬、真の功績編」と内容を分けて、書き綴っていきたいと思います。

2020年05月23日 08:58

感染症の歴史から学ぶ#9

参考文献

national geographic 2020.04.08版

アルベール・カミュ著「ペスト」

加藤茂孝著「人類と感染症の歴史」

 

このたび世界を混乱に陥れたウイルス性新型肺炎ですが、感染症が流行したのはこれが初めてではないようです。むしろ何度も甚大な被害を被り、今なお苦しめられている人も少なくありません。

 

クマネズミから伝染したウイルスをノミが吸い込み、それを人間にうつしたことで大流行したペストは「黒死病」と呼ばれ、14世紀には欧州の人口の3分の1の命を奪ったとも言われる流行病となりました。このとき、ユダヤ人が病原菌を撒き散らしたというデマが流れ、各地でユダヤ人虐殺事件が起こりました。誤報により無関係な人間を傷つけるという人間心理は今も昔も変わっていないことを、今回の新型肺炎の騒動は教えてくれます。しかしながら労働人口が激減したことにより農奴解放が促進され、現在の資本主義の礎になるというプラスの作用ももたらしました。2017年にマダガスカルでペストの流行が確認され、年間約2,000人が死亡しているとも言われます。未だ根絶しているとは言い難い状況です。

 

WHOが根絶を宣言しているのは天然痘のみで、コレラもインドでは現在でも死亡原因の上位に挙げられていますし、スペイン風邪と言われ、当時の世界人口の4分の1が感染したと言われるインフルエンザは年を経るに従ってその形を変え、現在でも毎年世界中の人を悩ませています。

 

現在日本では自粛解除の動きが促進され、ようやく少しずつではありますが通常の生活を取り戻そうとしています。

しかし、完全に元どおりにはならないはずです。倒産している企業も少なからず出ていたり、学校の9月入学が検討されるなど生活様式の変化は大小問わず起こるでしょう。そして、2回目の流行は必ず起こるはずです。それまでに有効な治療手段が見つかるのかどうかは不透明で、再び世界が混乱する要素が大きいことは間違いありません。

 

こういう時こそ冷静になり、我々にできることを模索することが大切ではないか。今回の流行の際に起きたことや自分のとった行動を教訓にして、まずは自分の精神と身体を健康に保つ。そのうえで感染拡大を防ぐために自分のとるべき行動を探す。

 

元はといえば世界に存在していたウイルスを、人類が生活圏を拡げたがために人の生活にまで入り込ませてしまったのが原因です。

 

必要以上に怖がらず、かと言って軽く見ない。

 

以前にも書きましたが、ウイルスと共存する生き方を模索することが大切ではないかと僕は思います。

2020年05月21日 05:37

小学生・高校生の学習法#8

多くの地域で自粛が解除されはじめ、需要はもはやないかもしれませんが最後に小学生と高校生の学習法について書いてみます。

 

まず小学生の頃の遅れは、その気になれば中学で挽回可能だということを頭の片隅にでもおいておくとよいでしょう。難関私学や国立中学、中高一貫校の受験を希望される方を除けばわからない単元があってもそこまで気にする必要はありません。

 

ただ、しっかり取り組んでおけば中学校の学習にかなり有利になるものはあります。

 

それは何かというと、まず第一に漢字の読み書き。その次に文章を読む力です。いわゆる読解力ですね。3番目にいわゆる四則計算。たし算、ひき算、かけ算、わり算。そして分数と続きます。

 

今、会話する機会が激減していると思われますので、特に低学年はたくさん本を読むことが大切です。これはなにも難しい本を読まなくてはならないわけではなく、漫画でも絵本でもかまいません。漫画は漢字にはふりがながついているので、漢字の読みの学習にはうってつけです。学習という概念からは少し離れてしまいますが、友人や親戚などと電話はビデオ通話などで会話することもよいと思います。

 

高校生になるとかなり専門性が高くなり、偏差値ごとに学習内容やレベルが大きく異なるので難しいのですが、大学受験を念頭に置く人はスタディサプリを最大限に活用しましょう。東進のサイトには高校生向けに「今とっている講義を精一杯やりましょう」というメッセージが掲載されていました。この時に大切なのは自分なりにアレンジをしないこと。指定されているやり方で進めていくのが1番効果的な方法です。ただし、今までに自分なりの方法を見つけ、それで成績が向上している人はそのやり方を貫いてください。何をしたらわからないという人はとにかくひたすら英単語を覚えてください。入試制度が変わる年度ではありますが、要求される学力は大きく変わりません。スポーツ推薦を目指す高3生は特に、しっかり英語を勉強しておいて損はありません。2年生までに実績を積んでいる選手にはこれは当てはまりませんが、多くは3年生で大きく成績の積み上げを狙っていたはずなので、その機会が奪われた今、とにかく英語を勉強しましょう。

 

2年生までに実積をじゅうぶん積んでいる選手に関しては、今までの自分の成功体験や失敗から学んだことを作文にする練習をしましょう。言わずもがな、これは小論文対策につながります。原稿用紙の使用方法なども確認しておきましょう。意外と多いのが、マスから文字をはみ出す人。これは学校や学部によっては減点対象になりますので注意して書くようにする方が無難です。普段から気をつけて書かないと、当日だけ気をつければ良いと思っている人は当日も失敗するというのは実績を積んでいるアスリートなら理解してくれるはずです。

 

今回は年代別に学習法を書いてみました。この自粛期間があけたとしても、その後の自学自習に参考になる内容ではないかと思っています。

 

自らがのぞむ進路に歩を進めることができるように、今できることを精一杯取り組んでください。

2020年05月19日 08:20

感染列島#7

2009年公開 瀬々敬久監督、脚本

日本映画

 

このページでは、読書や映画鑑賞を趣味にしている教室長が皆様にご紹介したい本や映画の紹介をしていきます。

 

 

 

 

10年前の映画が、こんなにも身近に感じるものなのかというリアリティで描かれていました。

数値や惨状には若干の誇張は感じるものの、今回の新型ウイルス騒動において類似点がたくさん見られました。

誤った情報を断定的に報道するジャーナリストたち。そしてそれを鵜呑みにし、正義の名のもとに平気で人を傷つける人々。我先にと必要な物資を買い込み、安全だと思われる場所へ逃げ惑う市民。どれもこれも10年後を予見していたのではないかというリアルな内容でした。

しかしこういう時にこそ発揮する、人間の凄さもこの映画は見せてくれます。己の生命をも省みず、最前線で闘い続ける医療従事者の姿や、(おそらく静止を振り切って来たのであろう)自らの危険を冒してまで愛する人のもとに駆けつける若者の姿などは、とても美しく僕の目には映りました。

そして最後に感染症対策の責任者が残した『もし明日地球が滅びるとも、今日きみはリンゴの木を植える』という言葉は宗教改革で有名な神学者マルティン・ルターの言葉の主語を変えたものになります。つい先日動画サイト内で作陽高校柔道部監督の川野先生もこの言葉を引用されていました。とてもよい言葉ですよね。

リンゴというのはキリスト教では禁断の果実(それを口にすることで人類は知恵をつけた)とされ、その木を植える(後世に遺す)ということは後世にその知恵を伝えていくということ。

つまり、いつ終わりが来ようとも、きみは今できることを精一杯やり遂げることでしょうという最大の賛辞ではないかと僕は受け取りました。

僕も今自分にできることを精一杯、そして作中に出てきた教授が語った"撃退するのではなく、ウイルスと共生する社会"という考え方を持って、この何が起こるかわからない社会に立ち向かっていきたいと思います。

『感染列島』プレビュー動画
 

2020年05月16日 08:28

新型ウイルスがもたらすもの#6

今回の新型ウイルスの流行が与える教育業界、スポーツ業界への影響は非常に大きなものであり、今後我々は変わっていく必要があります。

 

政府主導で今まで進められてきたオンライン化が今後急ピッチで進められていくことに疑う余地はなく、現に学習塾では規模を問わず問わず多くの塾がオンライン授業を実施しています。

 

数年後を目標に政府が小学生、中学生全員にノートパソコンを支給するということを発表していたのも、きっと現在の教育スタイルの変革をねらってのことでしょう。現在この計画は前倒しする自治体も出てきています。

 

これからの未来に必要な力として『動画で学ぶことができる力』は、もはや避けては通れません。この機会を『動画で学ぶことができる力』を獲得する機会であると前向きにとらえ、この難しい局面を信頼できる人と手を取り合って乗り切ってほしいと思います。

 

疫病が歴史を変えるのは、今回が初めてではありません。

 

そしてそのたびに、人類は柔軟に適応して乗り越えてきました。

 

今回もきっとできるはず。

 

僕はそう信じています。

2020年05月14日 07:45

中学2年生の学習法#5

よく「中だるみの2年生」などと言われますが、良くも悪くも大きく学力差が開くのがこの2年生の時期。逆転も可能であると同時に、大きく学力を落とす危険性もはらんでいます。

 

2年生のこのタイミングでとるべき学習法は、とにかく復習に尽きます。1年生の学習内容は、前年度までの小学生の学習内容とは比較にならないほどの深さ、広さがあります。学年トップ10に入るレベルの生徒でも完全とは程遠いということも珍しくありません。特に理科の音と光の単元は受験生でも苦労する人の多い難関単元です。まずは予習というよりはしっかりと復習し、いつの日かやってくる未習内容に備えておくのが良い方法です。

 

先の記事で数学の予習は難しいと書きましたが、中学の数学は1年前の同時期に習った内容の発展というリズムでカリキュラムが組まれているので、中学2年生の最初に習うのは1年生時に習った正負の数や文字式に類似した計算になります。ただし、1年生の学習内容の最終単元にあたる資料の活用が残っている場合はもしかしたらそちらを学習するかもしれません。こちらに関しては数学では珍しい予習可能な単元です。覚える言葉が多い単元なので、暗記しておくと授業の理解がかなり進みます。余力のある人はメジアンは最頻値、モードが中央値だと関連づけて覚えるとよいでしょう。有効数字に関しては目標が平均点なら覚える必要はありません。80点以上が目標ならば理解しないといけない単元ではありますが、これは授業で教えてもらう方が効率的です。

 

英語に関しては単語を覚えましょう。覚えることができた英単語が増えれば増えるほど、定期テストの点数に直結します。また英単語に関しては模擬テストや実力テストにもつながるので、ある意味必須条件であるといえます。

 

1年生のとき、試験で思うように得点できなかった人にとってはこの期間は一発逆転可能なチャンスです。多くの都道府県では5月いっぱいまでは通学はしないということになっていると思います。残り2週間くらいありますので、本気でやれば十分実力はつきます。2年生で挽回を目指す人は、参考にしてみてください。


東進全国統一オンライン講座

2020年05月12日 09:36

中学1年生の学習法#4

入学式のみ済ませ、いわゆる集団授業は開始されず、あっても映像授業という今年の新中1が大多数なのではないかと思います。

 

しかしながら年間カリキュラムを消化するための期間は決まっているため、ここで授業が実施されなかったからといって「教えてくれなかったからわからない」では結局のところ自分自身が困惑してしまいます。

 

映像授業や課題の指示をしていることにより、学校によってはその単元をバッサリとカットすることも考えられます。

 

現在は対面形式の授業はやっていないでしょうが、学習塾に通っている方はおそらく塾では予習を進めてくれていることでしょう。もし個別指導塾に通われていて、復習しかしていないようであれば予習に切り換えた方がよいです。

 

中学1年生ならば、まだ塾に通っていない方もいるかと思います。

そんな方でも英語と数学は予習されることをお勧めします。

 

英語は、まずはアルファベットを正確に書けるかどうか。4本線のノートを使用し、上につけるところはつける、枠内におさめるところはおさめることを気をつけてください。出すところは出す、おさめるところはおさめないと先生によっては誤答と判断されることがあります。あとは数字をアルファベットで書くことができる、教科書が配布されているならば2単元先くらいまでの英単語の読み書きができれば最低限の点数は確保できるはずです。

 

数学は予習が難しい教科なので、できれば誰かに教わるのが好ましいのですが、それでも自学自習で進めたい方は絶対値とは何かを理解すること、あとは加法をしっかり練習するのが良いと思います。現在東進ハイスクールさんで無料オンライン授業を開講していますので、それを利用するのも良い手段です。

 

問題集を購入して学習を進めようとするならば、英語・数学ともにページ数が少なめのものを選んだ方がやりきれるまでのハードルが下がるので良いと思います。あえて言うならば数学については解説がしっかりついているものがおすすめです。英語は現段階では特に問題集は必要ないと思います。

 

中学生のスタートダッシュを良い形で決めることができるように、応援しております!

 

東進ハイスクールオンラインサイト

 

https://www.toshin.com/toitsuonline/

2020年05月09日 12:40

中学3年生の学習法#3

※公立中学校の生徒を対象に書いています。

 

今年度が受験生の皆さんは、保護者の方も含めて不安を抱えている方も多いことでしょう。

 

5〜6月から開始される多くの模擬テストも第1回は中止または自宅受験という対応がなされていますが、条件は同じなので焦る必要はありません。

 

そんな中学3年生には、英語・数学・社会については予習と復習を半分ずつ、理科と国語に関しては復習をしていくことをお薦めします。

英語に関しては教科書にして2単元くらい、その単元の学習すべき文法項目がまとめてあるページがあると思うので、それを読みながら学習していきます。難しいようならば教科書の本文を丸暗記し、手持ちのスマートフォンやパソコンなどで日本語訳を調べておけば十分です。進出や意味のわからない単語などは練習し、使えるようにしておきます。

 

数学については、まずは乗法公式を暗記しましょう。乗法公式を利用した因数分解、共通因数でくくり出す因数分解、素因数分解まで進むことができればとりあえず大丈夫かと思います。

現在東進ハイスクールで、中学生対象のオンライン授業が無料で受講できるようなので、これをうまく利用するのも手です。

 

社会については、地歴の教科書を読み込むこと。一問一答形式の問題集などがあるならば繰り返しそれを解くこと、あと全科目に共通するのですが学校等で配布された問題集があると思うので、それを解き直して間違えた問題のみを繰り返すと特に理社は力がつきます。

 

普通に受験を目指すことはもとより、スポーツ進学を目指す人にも基礎的な学力は大切です。特に部活で忙しい人は今がチャンスです。自学自習するうえで、何か参考になることがあれば嬉しいです。

東進ハイスクール無料オンライン講座

2020年05月07日 05:13

今、中高アスリートがやるべきこと#2

目標としていた全国大会が、今年は開催されないことが決まりました。本戦がないので、おそらく予選もありません。

 

柔道については全日本ジュニアが早々に中止を発表していたので、大きな舞台での競い合う機会は多くの競技で、ほぼ奪われたことになります。

 

特に3年生にとっては、なんとも言い難い気持ちであることは想像に難くありません。新たな進路に進んだら、その競技をやめることを決めていた人もいることでしょう。何もトップを目指す人間だけがその大会に対する思いが強かったわけではありません。高校3年生も、中学3年生も、もっといえば小学6年生も懸ける気持ちは同じです。インターハイの中止だけが残念なわけではないと僕は思います。

 

それでも僕のようなもう伸びしろのない人間とは違い、まだまだ将来に可能性をたくさん秘めているこの世代の人間は、前を向いて進まなければなりません。

今やるべきことは何か。

 

特にスポーツ進学を目指す人は、今のこの時期しっかり勉強すること。全国でのランキングというわかりやすい指標を失ったスカウトの担当者も、難しい判断を迫られることは受験生と変わりません。どのような基準で推薦選手を選ぶのかはそれぞれ異なるでしょうが、一定の学力を持っていることが条件になる学校は例年にも増して多くなることが予想されます。仮にプロ野球のトライアウトのような競技力を確認する機会が与えられるとしたら、それに向かって練習を積み上げなければなりません。その時に学力基準が達していないと学業にも力を割かねばならず、そうすると気持ちも焦ることでしょう。心おきなくトレーニングに取り組むこともできません。課題が出ているのならば確実にこなし、ふだん練習で忙しいぶんをカバーすることが大切です。何しろ今は「時間がなくてできなかった」という言い訳が通用しません。

 

落ち込んでも、また這い上がればいい。そして這い上がるのならば、できるだけ早い方がいい。貴重な世代の貴重な1日だからこそ、後ろを向いている時間は短く切り上げ、前を向いて進んでいってほしい。

 

2020年の最終学年世代が、将来活躍するのを楽しみに待っています。

 

次回は具体的な学習方法を、学習指導現場に籍を置く僕なりに考えたアドバイスを記事にする予定です。

2020年05月05日 12:23

開校宣言#1

2020年5月より、立志塾サテライト教室を開校します。

もともと、年度が変わったら何か新しいことを始めたいと考えていました。本来ならばもう少し日本が、世界が落ち着いてから開始しようと思っていたのですが、今だからこそ伝えられることもあるのかなと思い直し、このタイミングでの開校となりました。

 

主な内容は、「学ぶ」ことについてです。今やアスリートでも勉強して、他分野で成功をおさめている人はかなりいます。逆に学者や研究者でも体を鍛えている人は増えてきました。中学生や高校生において、部活やその他クラブチーム活動は自分が興味のあるものを選ぶため熱をあげやすいのですが、学習というと学ばなければならないカリキュラムは決まっています。

 

学校や学習塾とは違う、テストにこだわらない学びがあったとしたら、もしかしたら学ぶことは楽しいかもしれない。これが一番の設立理念です。

 

とはいえ中高生には試験が切ってもきれない関係にあるので、学習塾で現在も指導現場に立つ視点から何か有益な内容を伝えることができればとも考えております。

 

根性論を唱えるつもりは全くありません。日ごろ練習やトレーニングで頭がいっぱいなことは、柔道クラブの代表を務めているので理解しているつもりです。しかしながら全く何もしなくて成功はおさめられないので、自分の経験や周囲の人間から情報を集め、「これは効率的だな」と思えることをお伝えしていきます。

 

折しも全国の多くの学校が休校している今の時期なので、次回は現実的に「なぜ勉強しなければならないのか」を教室長の僕なりに考えて、伝えたいと思います。

 

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

2020年05月02日 17:49

大宮立志塾

大宮立志塾

048(607)5821

事務所所在地
埼玉県さいたま市見沼区
中川132-1
練習場所:浦和駒場体育館
埼玉県さいたま市浦和区
駒場2-5-6
ポゴナクラブジムさいたま
埼玉県さいたま市北区
宮原町4-7-11

塾概要こちらから

モバイルサイト

大宮立志塾スマホサイトQRコード

大宮立志塾モバイルサイトへはこちらのQRコードからどうぞ!

お気軽にご相談ください
048-607-5821

受付時間 8:00~22:00